カード別使用感 Arrco US Regulation
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今日のカードは「Arrco」です。
「ARRCO」は20年ほど前にU.S.P.C社に買収されたプレイングカード制作会社ですが、今でもARRCOの名前はカードとして残っているのです。
「Arrco US Regulation」
ARRCOは1987年にU.S.P.C社に買収された企業です。当時プレイングカード制作会社としては3番手だったそうですよ。
買収された後もカードに「ARRCO」の企業名は残っています。
宣伝カードは2枚。ジョーカーはデュプリケイト。なんだか見ていると腹の立つ顔ですよね。
裏模様以外はStreamlineと同じデザインです。
スペードのAの中に「U.S.REGULATION POKER」の文字。
開封直後のすべり具合
「★★★★★☆」(6)
滑りすぎることはありません。程よく滑ります。
出した直後は「なんだかカサつくカードだな」と思いました。
側面の感触がカサカサしているように感じます。
裏模様の見た目
個人的に「★★★」(3)
マジック用として「★★★★★」(5)
カラーは赤と青です。
とっても細かい模様が沢山描かれていますので、人によっては何だか気持ち悪い柄に見えなくも無いと思います。僕は好きではありません。
白枠有りの上下対称でマジックには使いやすいカードですね。
スプレッドのやり易さ、広がり具合
「★★★★★」(5)
広がり方は綺麗です。
BICYCLEに比べて表面のザラザラは浅く、きめ細かなさわり心地がします。
広げやすい質ですが、汗などの影響も強く受けるでしょう。
リフルシャフルのやり易さ
「★★★★★☆」(6)
カードはBICYCLEに比べほんの若干コシ強め。親指カサカサ。
揃える時の抵抗感も無くいい具合です。
ファローシャフルのやり易さ
「★★★★★」(5)
かみ合わせ易いです。特にやり難い、やり易いということはありません。
カードの硬さ
「★★★★★」(5)
BICYCLEよりも若干弾力が強いかな?という程度で、殆ど同じです。
カードの厚さや硬さもほぼ同じでしょう。
エンボス加工の有無
有
表面はプラスチックコーティングされているようです。
BICYCLEに比べ、カード同士がくっ付きやすいように感じました。
スベスベの手触りでよい滑り具合です。
何層構造か
3層構造になっています。
値段との釣り合い
可もなく不可もなく、といった感じでしょうか。
BICYCLEと同じ程度であれば購入しても損はありません。
BICYCLEなどのカードと違い、マークの形が丸っこいです。
2つの写真のそれぞれ左がARRCO、右がBICYCLEです。
ちなみにこのフェイスデザインはSTUD、Old STUDと同じです。
総評
側面のグリップが効き、ちょっとくっ付くような表質ですね。品質はBICYCLEと比べても遜色ありません。
BICYCLEよりも、手に馴染んできて扱いやすい状態になるまでが短いかもしれません。
フラリッシュにもこのArrcoデックがよく使われているようです。側面のグリップが効きやすいからでしょうか?
Clip Shiftで有名なアンダーグラウンドのマジシャン、ChadNelson氏が、自身のDVD「SURFACED」の中で使用しています。
Dan&DaveもDVDの中でよく使用していますね。
僕の感想としては、BICYCLEと比べて際立った明確な違いは無いように思うので、マジックの使用に関しては拘りが無ければ使う必要はないでしょう。やっぱりジョーカーの顔、腹立つわぁ~。
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