カード別使用感 Bee
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今のところ僕にとって一番扱い易いカードとなっています。
「Bee DIAMOND BACK」
マジックで使用される事は殆どありません。
カジノで使われているU.S.P.C社のブランドです。
1892年から続くこの「Bee」というブランドは、生産された内の7割程度しか正規品として市場に出ないとも言われているくらい厳しい審査によってその品質が管理されています。
価格からは考えられないほどの良い質を持っており世界中のカジノで使用されるブランドとなっています。
これまで幾つかのデザインが作られましたが、現在は「DIAMOND BACK」(昔はNo.67と書かれていたようです)という格子状の裏模様が生産され続けています。
この格子状の裏模様の上下にカジノのロゴを印刷したり、あるいはWynnのようにデザインを変えて特定のカジノ専用に作られることも多いのです。
今回の使用感は現在においてどのショップでも扱っている、一番ポピュラーなBee、ダイヤモンドバックです。
裏のデザインはシンプルなダイアモンド柄で、白枠に縁取られていません。
このため一枚でもひっくり返っていると横から見たときに直ぐに分かってしまいます。
カジノデックなので品質は高いのですがマジックには使用されない理由です。
価格はお店によってかなり異なりますが、安い所で350、普通は600円くらいです。
海外では大体2~3ドル程度で購入できます。
ジョーカー2枚、宣伝カード1枚入っています。
ジョーカーは一見同じ絵柄に見えますが、よく見ると★マークの大きさが違います。
開封直後のすべり具合
「★★★★★☆☆」(7)
BICYCLEは「滑りすぎる」と感じましたが、Beeではそのようなことはありません。
エンボス無しのプラスティックコーティングされたカードや、ツルツルのカードは滑り過ぎてしまうものが多いですが、Beeでそのようなことはありません。
裏模様の見た目
個人的に「★★★★★☆」(6)
マジック用として「★★」(2)
非常にシンプルなダイアモンド柄です。
僕は好きです。こういうシンプルさ。
白枠で縁取っていないのでマジックに使用するには難しいデックです。
ですが、ギャンブルデモンストレーションでは逆に使い勝手が増します。
ディール系のテクニックでは白枠の無い方が都合が良いですね。
スプレッドのやり易さ、広がり具合
「★★★★★☆☆☆」(8)
Beeの滑り方はとってもなめらかで、広げ心地も良いですね。
しかもその良い滑り具合が長持ちするとおもいます。
インデックスが見えるくらいに広げようと思い、その思ったとおりの幅に広がってくれます。
リフルシャフルのやり易さ
「★★★★★☆☆☆」(8)
BeeはBICYCLEに比べ少々硬く感じましたがシャフルする際は丁度良い硬さです。
滑りすぎることも少ないため、非常にシャフルしやすいデックです。
ファローシャフルのやり易さ
「★★★★★☆」(6)
滑らかにかみ合っていきます。軽い感触ではありませんが、かみ合わせやすく、パーフェクトファローも行いやすいカードです。
カードの硬さ
「★★★★★☆」(6)
BICYCLEに比べ少々弾力の強いデックです。お陰でシャフルしやすいですね。
カードの端と端が付いてしまうくらいまで曲げても折り目は付きません。
耐久性もBICYCLEよりあるでしょう。
エンボス加工の有無
有り
表面加工は「CAMBRIC FINISH」です。
何層構造か
3層構造になっています。
ナチュラルブレイクも何もありません。丸分かり状態ですね。
白枠が無いとこうなっちゃいます。
値段との釣り合い
BICYCLEよりも若干高め、というデックですが、まとめ買いであれば殆ど値段は変わりません。この品質では破格といえます。
総評
カードの質においてはBICYCLEよりも確実に良いと思います。
扱いやすく、少々硬めのためか、すぐにはヘタってきません。
BeeのDIAMOND BACKで白枠のあるデックもありますが、なんだか違和感がありますね。白枠無い方が僕は好きです。
BICYCLEの不満点だった「滑りすぎ」もこのデックでは感じられませんでした。
BICYCLEはデックの側面を触るとサラサラしてますが、Beeはザラザラしていています(白枠が無いから・・・・?)。特徴的な触り心地だと思います。
Beeというのはカジノによって違うデザインであったり、質が若干違ったりする面白いブランドです。例えばこの使用感のBeeと、Beeブランドで作られたWynn Deckでは全く違う質感を持っています。もっと言うと、作られた年代によっても質感は大分変わります。
しかしどのカードを触ってもいえるのは「シャフルしやすい」「耐久性がある」ということ。僕の個人的な感想ですけども。
シャフルしやすい、ディーリングしやすい、スプレッドしやすい。「扱いやすさ」という点においてBeeというカードは他よりも確実に勝っていると僕は思っています。
あと重要な点ですが、価格が安い、というのもいいですね。
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