創作日数5日
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この作品を作り上げるのに掛かった時間はなんと5日間です。
まずその切欠から。
belkaさんとこの16日の記事で、荒木一郎さんの「テクニカルなカード~~」第2巻の「女マジシャンスペード」に触れられて、同じく荒木一郎さんの「テクニカルなカードマジック~~」の第1巻に載っている「曲芸師のカード」とくっ付けて創作されておりました。
それを読んで「曲芸師のカード」ってどんなのだったっけ?と思って第1巻を探したのですが見つかりませんでした。まぁ、どっかにあるんですが。
で、仕方ないから「曲芸師のカード」でグーグル先生に聞いてみたら、案の定、動画が出てくるわけですよね。ほんと便利ですねぇ。
ああ、こういうトリックね。なるほどね。
と思って、たまたまテーブルに出ていたPHOENIXデックで試して、自分の手順を組んでいって、途中で、「あれ?これ裏模様あれできるんじゃないかな?」と思って、これまたテーブルに出ていたSWEデックと組み合わせて手順が出来上がりました。
S&Mのピンポンダッシュ手順で色々考えていたので、色変えるのはさらーっと考え付きました。
17日にbelkaさんのとこの記事を読んで、手順が組み上がるまで大体15分。
「手順を組む」という目的だけであれば、ここで満足するのかもしれませんが、僕としてはここから先が本番ですよね。
さて、どのカードを使おうか
2色使うのって使うカードに迷うんですよねぇ。
目の前に100種類くらいトランプあるんですよ、そら悩むよ。
2~3日くらい掛けて最終的に決まったトランプはRJRTCのBee。
あれ、結構綺麗ですもんね。その赤と青でいけるな、と。
で動画に撮って観てみましたが、綺麗なんですけど、もうちょっとエグさが足りないというか、ちょっと地味な感じでした。
こらいかん、と思って、選びなおしですよね。
で、「そうだ、ANGLOを使おう!あれあんまり動画には使っていないし!」と閃きました。ANGLOの09じゃない方で普段から出ているのがゴールドだけだったので、他の色を探すことに。
探す前にもう色は決まっていました。僕の好きな青と、それに似合う赤です。
この色合いでばっちりエグいし、決まったね。
そう思いました。
でも探しても探しても、赤が出てこない。あれ?必ず一色ずつ持っているはずなのに、おかしいな。あれ~、と探すこと数十分。
思い出しました。あれ、ある人に会った時にあげちゃってた。
それ以来買ってないや。
うわ~しまった、青に赤でばっちり決まると思ったのに。どうしよう、el-ducoさんから買うか?買っても届くのは1週間先だし、うわ~悩む、どうしよう。
ANGLOシリーズの色で幾つか試すこと数十分。最終的にあの色になりました。
グリーンとか黒だと暗くて映り難くて、白だと逆に光っちゃって駄目だったんです。
で、やってみたんですけどね、最初はひっくり返ったりするカードはクイーンを使っていたんです。挟むカードは2枚の赤のAで。
ところが、それだとある問題が発生しまして、こりゃムリだ、となりました。
やっぱりU.S.P.C社製の何かにしようかなぁ、と考え直し、また色々探すこと1日。
やっぱりANGLO使いたい、と決心するのに1日。
手順組むのに15分、トランプ選ぶのに4日以上。合計5日間。
あれですね、新しいPCパーツ買うときとか、腕時計買うときとか、選ぶ事自体が目的化しているような感じでしたね。面白かったからよかったけど。
この本で一番楽しみにしていたのは「トリックカード付き」という点。
ジェニングスって、僕の中でかなりのピュアリストというイメージだったので、その人が作るトリックカード使用の手順ってどんなのだろうなぁ、と思っていました。
昔、来日した際の写真で、バーノンと共に浴衣着ている姿とかもあって面白いですよ。