デレック・ディングル カードマジック(コインマジックもあります)
|
本屋さんで手に取りパラッとめくったら最初にこんなトリックが。
「タネがさっぱり分からないカードの飛行!」
なんということでしょう。
タネがさっぱり分からないカードの飛行のタネを解説してくれているのです。タネがさっぱり分からないトリックなのに。太っ腹です。本を握り締めレジへ直行しました。
や、最初から購入するのは決めていましたが。
[追記]
カードマジック事典をパラパラしていて気づきましたが、この作品は事典の方にも載っていたのですね。カードマジック事典のさり気なさに読み飛ばしていました。
本のタイトルには「カードマジック」とありますが、コインやタバコ、輪ゴムを使ったトリックも解説されています。ピックアップムーブが解説されているのはちょっと意外。
Derek Dingle氏のトリックは難しいものが多く(勿論易しいトリックも解説されています)、その難しさというのが「ワントリックの中で凄く難しい技法を使う」のではなく、「ワントリックの中でそこそこの技法を沢山使う」という、言ってみれば「重い」トリックが多いように感じました。
「え?ここでまたパスすんの?」みたいな感じです。
DerekDignle氏の奥深い、60以上の作品に触れることが出来ます。
極マニア向け、コテコテのカードマジックファンなら必ず楽しめる内容です。ただ、そうでない人だと面食らってしまうかもしれません。