カード別使用感 TALLY-HO Circle Back
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昔からありまして、マジック好きには馴染みのカードですが、前田知洋さんが使用しているカードということで一気に広まった感があります。
「TALLY-HO Circle Back」
「タリホー」とは、イギリスで狐狩りをしていた時の掛け声だそうです。
国内での価格は400~500円程度、今のところ僕が見た最安値は海外のマジック関係ではないショップの「1ダース18ドル」、ワンデック換算すると1ドル50セントです。
裏模様はサークルバックとファンバックの2つ。今回はサークルバックです。
ファンバックは個人的に好きではない模様なので持っていません。
ジョーカーは恐らく狩りをしている男性。エキストラジョーカーは品質保証が書かれています。
これまでのどのカードよりもスペードのAが派手ですね。
開封直後のすべり具合
「★★★★★☆」(6)
BICYCLEに比べて滑りすぎは感じられません。
裏模様の見た目
個人的に「★★★★★」(5)
マジック用として「★★★★★」(5)
大きな円が特徴的な幾何学模様です。
白枠なのでマジックに使うには申し分ないです。実はよーく見ると上下のあるカードです。つまりワン・ウェイなのです。ちょっと意外でしょ?
BICYCLEと違ってガフデックなどは殆ど売られていません。
スプレッドのやり易さ、広がり具合
「★★★★★」(5)
BICYCLEと決定的な違いはありません。
若干こちらの方が軽い広げ心地です。
リフルシャフルのやり易さ
「★★★★★☆」(6)
BICYCLEよりも表面がスベスベなので揃える時若干楽です。
ファローシャフルのやり易さ
「★★★★★」(5)
やり易いです。
カードの硬さ
「★★★★」(4)
BICYCLEより少し柔らかいカードです。
カードの厚さは同じですが、コシがBICYCLEよりも弱いと思います。
エンボス加工の有無
有り。
表面加工は「LINOID FINISH」となっています。
BICYCLEよりもすこーしスベスベです。
この表面加工について詳しく知らないので調べてみたのですが、よく分かりませんでした。
これまで触ってきたカードに使われてた加工は
「AIR-CUSHION FINISH(BICYCLE)」
「CAMBRIC FINISH(Bee)」
「LINEN FINISH(STUD)」
「SMOOTH FINISH(Streamline)」
「uv500 AIR-FLOW FINISH(MASTERS EDITION)」
「NEVADA FINISH(HOYLE)」
Aviatorシリーズはプラスチックコーティングされています。
上記の加工に加え、プラスチックコーティングが施されたカードもあります。HOYLEはNEVADA FINISHという加工にプラスチックコーティングされたカードです。
と、まぁ、こんな具合に多数表面加工があるのですが、それぞれの特徴は僕が触った感想でしか書いてませんので、きちんとした説明がないままなのですよ。
さらに今回で「LINOID FINISH」という加工が追加されたわけです。
もう「何のこっちゃ」という状態でして、いつかこの「表面加工」についてきちんと区分けして説明したいと考えていますが、詳しい解説などは見つからないのですね。
知っている方が居ましたら是非教えてください。
何層構造か
3層構造になっています。
TALLY-HOはあまりフェイクカードが売られていませんので自作することになります。
値段との釣り合い
BICYCLEとほぼ同じ価格で購入できます。この品質なら安いです。
総評
BICYCLEとBeeに続けて書こうと思っていたのですが、すっかり忘れていました。
BICYCLEに続いてポピュラーなカードですが、フェイクカードが殆ど無いのがたまに傷です。
カードの質としては若干柔らかめ、スベスベしています。極々私的な感想ですが、BICYCLEやBeeよりもどこか「お上品」な感触なのですよね^^;
ところでコレを読んでいる方は、「BICYCLEとTALLY-HOの決定的な違い」って、感じられますか?勿論デザイン以外に、です。
僕は、実は殆ど感じられません。
フルデックで持つと側面の荒さでたまに判りますが(BICYCLEの方がちょっっっとだけザラザラしているのです。多分)、表面の質や厚さ硬さに違いが感じられません。
ちょっと前までBICYCLEよりも硬いと思っていましたし、実際に触っても「・・・ちょっと柔らかい・・・かな?」という程度だと思います。少なくとも僕にはそう感じられます。
もし新品のBICYCLEとTALLY-HOから1枚ずつ取り出して並べ、目隠し状態で触り比べても絶対に判らない自信があります。
あくまで「僕にはBICYCLEよりスベスベでほんのり柔らかく感じられる」ということです。
他のカードならはっきり区別することもできると思いますが、このカードに関してはBICYCLEと比較しても曖昧な違いしか書けませんでした。
ですのでこの使用感はあまり当てにしないでくださいね。
前田知洋さんが使用しているTALLY-HOは裏模様がゴールドで縁取られた特別仕様となっています。この特別仕様は青バックなら購入できますが、赤バックは入手困難だそうです。
ジョーカーは通常の2枚に加え、前田知洋さんのイラストのジョーカーとフェイクカードが含まれるそうです。
このカードはBICYCLEと同様に、使っていて安心できるカードですね。
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